世の中には、物やサービスの料金が固定されていると思っている方が意外と多いです。
確かにそういったものも有ります。
例えば、電車の運賃や切手・書籍など、その場で料金を値切ろうと思わないものもあります。
ただ、上記の例も長い目で見れば需要と供給のバランスで必ず料金は変動していますし、そういった意味で値切って値切れないものは無いというのが私の考えです。
マンションでも自動車でも、私は購入する際に必ず料金交渉をします。
関西人だからそういうのが得意なんだろうと言われますが、何処出身であろうが値段が安くなれば皆さん嬉しいはずだと私は思うのです。
ただ、引越しほど料金が変る業界も珍しいと思います。
「最初に提示された金額は一体何だったんだ？！」という驚きの声をよく聞きます。
安くなって嬉しいはずなのですが、あまりの料金差（最初に提示された額と最終的な値段の差）に不信感を抱かれて、それが理由で契約することを躊躇される方もいるくらいです。
何故この様なことが起こるのでしょうか。
その理由をご説明することが、これから引越し業者を決められようとしている方にとって非常に役立つ情報になると思いますので、この記事を作成することにしました。
その理由は、
- 引越しは目に見えないサービスであり、引越し作業当日になるまでユーザーがどんなサービスを購入したかを分からないこと
- 引越しを人生で何度もする方は少なく、商品についての知識が非常に少ない（つまり営業マンが有利な状態）
- 引越しの諸条件が様々で、他の方の引料金と比較しにくい
ということが挙げられます。
営業マンは自身の営業成績の為に、少しでも高い料金で契約したいと思っています。
大抵の場合はユーザーが引越し料金の相場を知らないので、高い料金を提示して反応をみるのです。
そして、顔色を伺いながら値段を徐々に下げて、少しでも高い金額で首を縦に振ってもらうための営業を頑張ります。
ですから、安易に契約をされた方は、必ずと言って良いほど相場よりも高い金額で契約をしています。
これらのことを知って頂ければ、皆さんがどういう風に引越し業者の営業マンと向き合われるのが良いか分かります。
まずは、料金がどんどん下がっても不信感を抱くことが無いように、引越し業者とはそういうものだと最初から思ってください。
そして、絶対に即決はしないこと。そして、出来れば３回は値段を下げさせること。
ただ、料金交渉が苦手な方が多いですよね。
そういう時は、なるべくたくさんの引越し業者を見積もりに呼べばよいです。
そして、伝え方はどんな感じでも良いので、他の引越し業者からも見積もりをとる予定であることを営業マンが分かるようにしましょう。
営業成績の為に少しでも高い金額で契約したい営業マンですが、それこそ営業成績の為には契約を落とすわけにはいかないんです。
ですからなかなか契約をしないことが、値段を下げさせる最も有効な手段であり、面と向かって値切ったりすることが苦手な方にとって最も簡単な方法は他社の存在をちらつかせることなんです。
他社の存在を知ると、高い金額を提示したままにしておくわけに行きません。そのままでは他社に契約をとられてしまうからです。
そんな皆さんにお勧めのサービスがあります。
一括見積もりサービスというのですが、これは複数の引越し業者にまとめて見積もり依頼ができるサービスです。
各参加業者は、同業他社にも見積もり依頼が送信されていることを知っていますので、ライバル同士意識しあって自然に相場が下がる効果が期待できるんです。
無料のサービスですから、お気軽にご利用くださいね。
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