引越しにおいて、洗濯機は意外とトラブルの原因になることが多いです。
運搬時に加わる通常の振動で、洗濯機に不具合が出ることが稀にあります。
洗濯機に大きな凹みが出来るなど、特別大きな衝撃が加わった場合であれば、引越し業者の作業の不手際が考えられますが、そういうことがなければ経年劣化にによるものと思われます。
この場合は保証の対象になりません。
ボディ部分の凹みなどは、残念ながらよく起こります。もともとそんなに強くないので、ちょっとあたっただけでも凹むからです。
綺麗に使用されている方は、新居について洗濯機の凹みに気が付いたらショックでしょう。
その場合の対応は引越し業者によって対応が分かれると思いますが、大抵の場合は示談金などによる解決が多いでしょうか。
ただ、最初から有ったと言う風にしらを切る業者もありますので、傷の確認などをきちんと行なう業者かどうかを、見積もり時に営業マンに確認するようにしましょう。
また、これは全国どこにでもある訳ではないですが、私が引越し業者に在籍していたときは、凄腕の修理業者がありました。
この業者(というより、一人でやっている方でしたが・・)に掛かると、家具やフローリングなどの木製部分は勿論、冷蔵庫やベランダなどの金属部分の凹みや傷なども、文字通り完璧に直してくれました。
その代わり、修理代が凄く高いんです。
引越し業者としては、なるべくならそういった経費はかけないように、示談などで安くあげようとしてきます。
後は、皆さん次第といったところかと思います。
また、洗濯機に関して最も注意をしなければいけないのは、設置後の水漏れ事故です。
洗濯機を所定の場所に設置した後、水道と排水にホースをそれぞれ接続します。
排水の接続部分が上手くいかなかった場合は、当然排水が漏れる事故が発生しますが、この場合は洗濯槽一杯分までの水が漏れるだけなので、大きな事故にはなりません。
ただ、水道部分の接続が上手く言ってなかった場合、これは大変な事故になります。
留守の間に水漏れが起こると、延々と水が漏れることになります。
この事故がマンションの2F以上で起こると、自分の家の床は勿論、下の階の天井部分も汚損する可能性があります。
そうなった場合、数百万単位の補修費がかかることになるんです。
実を言うと、引越し業者の作業員は電気や水道工事の免許はもっていません。洗濯機の接続はあくまでサービスで行なっているんです。
慣れた作業員であれば何でもない作業なんですが、作業員になりたての者がやると失敗することがあります。
この様な事故が続いて引越し業者の中には、洗濯機の接続はサービスで行なったので事故が起こっても補償対象にならない旨のサインを、ユーザーにもらうなどの対策をしています。
ただ、そんなことを引越し作業の最後に言われても困りますよね。
男手があって自力で出来る家はいいですが、女性の一人暮らしなどの場合は困る方も多いはずです。
このサイトに来ていただいた方で、これから見積もりをとられる場合は、洗濯機の電気工事を引越し業者に手配することを検討してください。
数千円で出来るはずです。
数百万の水漏れ事故が発生することを考えれば、決して高くないと思います。
是非参考にしてくださいね。
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