意外と知られていないのが、引越しは選択する日時によってかなり料金が変るということです。
簡単に言うと、他の方も希望する様な週末や午前中、大安や月末を選ぶと高くなります。
逆に、午後や平日、仏滅や月初は安くなります。
例えば、週末の一番人気のあるタイミングで行うと４万円の引越しがあったとすると、日程以外は同条件で最も不人気な日時を選択すると、２万円以下でやってくれる引越し業者が見つかります。
勿論、これにはしっかりした料金交渉をする必要がありますが、引越し業者の本音は、そこまで安くしても仕事が欲しい・・・という日があるんです。
料金交渉術の解説は「必ず複数の引越し業者を比較検討して即決は絶対しない」のページに譲るとして、ここでは安くしてでも仕事が欲しい！という引越し業者の本音のお話をしたいと思います。
これを知っていれば、交渉を有利に進めることが出来ますから。
引越しの作業は、皆さん力仕事だと思っていますよね。ところがこれが違うんです。
勿論、力仕事であることは間違いないのですが、それよりももっと大切なのは、サービス業的なセンスが作業員には求められるということです。
男性の単身の引越しでない限り、ほとんどの引越し作業の現場では女性の客がいます。力仕事をして汗をかきながら、その女性たちの目線で合格点を貰わないと、紹介や次につながらないのが引越しなんです。
一生に何度も引越しをされる方は少ないですから、いざ引越しをしなければならなくなった時、ネットの口コミ情報やご友人の紹介などを参考にする方が非常に多いです。
ですから、丁寧で安心の作業をすることが、引越し業者が生き残っていく為の絶対条件なんです。
しかし、引越し業者と一口に言っても、運送業者が片手まで行っているものから、便利屋さん的な業者さん、そして引越し専門の業者まで様々です。
普段、引越し以外の荷物を扱っている作業員に、引越しの時だけサービス業的な要素を求めようとしても、はっきり言って無理なんです。
ですから、引越し作業に耐えうる肉体とサービス業的なセンスを兼ね備えた作業員を、育てて確保し続けることを良い引越し業者の経営者はいつも考えています。
それには、毎日コンスタントに仕事がなければなりません。そうしないと、作業員がこの会社では稼げない、給料が安い・・・ということで辞めていってしまうからです。
だからといって、日雇いや短期バイトで作業員をまかなおうとすると、当然良いサービスを提供できる訳がないことは、皆さんにもお分かりいただけると思います。
こういったことが理由で、普通に皆さんの希望を聞いただけでは週末などに引越しが集中しがちなところを、如何に平日や午後に変更してもらうかが大事になってきます。
そこで最も皆さんが興味があるのが料金です。
ですから引越し業者は、人気のない日に変更してもらう為に料金を安くするんです。
ただ、見積もりに伺っている営業マンは個人の成績があります。
出来る限り、その値引き額を抑える形で日程を変更してもらおうとしているかもしれません（笑）
実際にどれくらい安くしてもらえば相場として妥当なのかは、なるべく多くの引越し業者から見積もりをとって、比較検討することで見えてきます。
また、比較検討しているうちに、ある業者は「もっとお値引きします！」と言ってくるかもしれません。
決して安くない買い物ですから、引越しの見積もりに関しては決して即決せずじっくりと構えていただきたいと思います。
次は、「不用品の処分は出来る限り自分で行う」です。
『引越しの日時を引越し業者の都合に出来る限り合わせて料金交渉する』の続きを読む |
ほとんどの皆さんは、佐野から東京への引越しの相場を知らないと思います。
